栗原孝太郎の半生HISTORY
第2章
「上京、駆け抜けた日々」
「上京、駆け抜けた日々」
就職を機に上京した僕。
同期が栃木や群馬など、地方に配属される中、
僕は銀座のど真ん中に配属されました。
広告の営業マンとしての人生がスタートします。
新人のノルマは新規開拓12件。
しかし、銀座は激戦区。ライバルだらけです。
みんな無理だろうと思っていたと思います。
それでもなんとか11件の新規顧客を獲得。
超チヤホヤされましたね。僕も思いっきり天狗になりました。
しかし、一人だけ泣いている人がいました。それが僕の上司でした。
「お前のノルマを達成させてあげれなかった」と。
それで、スイッチが入りましたね。この人を男にしてあげたい。
心から尊敬できる人との出会いでした。
そして、最後の頑張りは、人のためだというのも知りました。
それからは、異例のスピードで出世を遂げ、あらゆるノルマも立て続けに達成。
憧れの上司ともたくさんの祝いのお酒を飲み交わしました。
それから、しばらく。
上司が尊敬できない人に変わったタイミングで、あっさりと退職。
ここまで、2年の東京生活。
短くも、濃い時間でした。
そして、いよいよ第3章からは、唐津へ。
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